「6つのいいね」の神戸で保育士・幼稚園経論になろう。「6つのいいね」の神戸で保育士・幼稚園経論になろう。

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今回は、せんせいとしての経験豊富なひろみせんせいにお話を聞いたよ。

卒園した子どもたちとも
素敵な関係が続いています。

ひろみせんせい、こんにちは!

こんにちは!

せんせい、ぼく、いますごく驚いているんだ!
この園には、いったいどれくらいの園児がいるの?

驚いたでしょ。
この園には、現在337人の園児がいるんです。

わーすごいな!だから、こんなに賑やかなんだね。
ところで、ひろみせんせいの園は、どんな保育方針なの?

わたしの園では、園児たちができるだけ多くの初めての経験ができるようにカリキュラムを考えています。
竹馬や和太鼓、ハンドベルなど、いつもチャレンジする気持ちで新しいことに取り組めるので、園児もせんせいも自然と
一生懸命になります。

子どもたちがたくさん学んで、どんどん成長できる環境なんだね。

はい。せんせいから園児へ教えるだけではなくて、子どもたちの「これがしたい」という気持ちをいっぱい引き出すことをいつも
心掛けています。

自主性もすくすく育ちそうだね。
でも、この一年は新型コロナウイルスの影響で
大変だったこともたくさんあったよね?

そうですね。
わたしの園では園児の成長をご家族に見せられる場をても大切にしているので、運動会をインターネットで映像配信するなど、新しい取り組みを始めました。
遠方のおじいちゃんおばあちゃんもゆっくり見られたと
喜んでいただけました。

すごいね!いろんな経験を大切にする保育方針が
新しい取り組みにつながって、ご家族にも喜ばれる結果になったんだね。
ところで、ひろみせんせいは、この園で働いてどれくらいになるの?

大学卒業後、この園ですぐに働き始めて12年間勤務した後、他の園で働いた時期があって、もう一度この園に復職して3年目になります。

そうすると、この園での勤務期間だけで、もう15年になるんだね。

最初の頃に担任していた子どもたちはもう成人しています。
今でも年賀状のやりとりが続いている子もいて、「就職が決まりました」とか「彼氏ができたよ」なんて知らせてくれると、本当にうれしくなります。

それは、せんせい冥利につきる、いい話だね〜。

あと、かつて担任した子が、ひろみせんせいに出会ったから幼稚園のせんせいになりたいと思ったと、大人になってから実習生として帰ってきてくれたんです。

えぇ!?一緒に働けるかもしれないなんてすごいね。

本当にうれしかったです。
しかも実は、私もこの園の卒園生なんです!

そうなの!?園って、たくさんの人の想いや歴史がつながる場所なんだなぁ。

制度を利用したことで、
幼稚園・保育園のせんせいにとって
どんどん働きやすい環境が生まれています。

ひろみせんせいは、せんせいをサポートする「6つのいいね」のうち
一時金を利用しているって聞いたんだけど、いつから利用しているの?

2020年から利用しています。

そうなんだ。この制度を含めて、ひろみせんせいが初めて働き出した頃に比べて、
せんせいが働く環境は変化している?

こういった制度があることで、せんせいと園との間で働き方について話をしやすくなっていると思いますし、その影響で、パートのせんせいを増やして一人ひとりが休みやすい体制を目指すなど、どんどん働きやすくなってきていると思います。

へぇ、働き方改革ってやつだね!
ずっと神戸市で働くひろみせんせいから見て、神戸市で働く魅力ってどんなところかな?

都会的な場所も自然豊かな環境もあって、いろんな経験ができるところが魅力だと思います。
たとえば、園児から「山に行ってどんぐりを拾ってきたよ」という話を聞いたら自分で行けるところは行ってみるように
しているんです。
子ども目線で見たいろんな景色を自分も追体験できるって
いいですよね。
遠くへ旅行に行かなくてもたくさんの経験ができるところが神戸市の魅力だと思います。

それは確かに神戸市ならではだね。

わたし自身は、西舞子の海辺のカフェでゆっくり過ごすのがお気に入りです。

毎日、感動しながらできる仕事。
喜怒哀楽ぜんぶが詰まっています。

ひろみせんせい!さっきこの園で12年働いた後に、
別の園で働いて、もう一度この園で働くようになったって話してくれたけど、
これって、珍しいケースだよね。何か理由があるの?

そうなんです。新卒で12年働いた頃に、思い描く保育を自分がちゃんとできているのか不安になったんです。
もっと保育のスキルアップをしたかったのと他の園を経験したいという想いから、一度退職することを決めました。

ひろみせんせいって、すごく保育にまっすぐなんだね。
でも、12年も経験があったら、ぼくはもう立派なせんせいだって思っちゃうな。

もちろん、せんせいとしては着実に経験を積んでいたのですが、成長するほど周りを見る余裕も生まれてきて、園児のちょっとした表情の変化や気持ちの浮き沈みなど、より細かいことにも気がつくようになってくるんです。
そうすると、子どもたちって元気な子、静かな子、障がいを持っている子など本当にそれぞれなので、もっと一人ひとりに向き合った保育ができるスキルを身に付けたいと思うようになりました。

そういう経験があって、今につながっているんだね。
経験豊かなひろみせんせいにとっては、どんな人がせんせいに向いていると思う?

そうですね、せんせいを目指す人の中には、子どもが好きというだけでできるのかなと不安に思う人もいると思うのですが、根っこに子どもが好きという気持ちがあれば、大変なことも乗り越えられると思います。

不安を感じている未来のせんせいも、
そう言ってもらえると勇気が湧くと思うな。

子どもたちに絶対にいいところがあるように、せんせいにも、いいところがあると思っています。
子どもが十人十色なら、せんせいも十人十色。
自分の色で、子どもたちと向き合うことが大切なのでは
ないでしょうか。
正直すごく大変なお仕事だとは思うのですが、こんなに毎日感動しながらできる職はないんじゃないかとも思います。
喜怒哀楽ぜんぶが詰まっています。