New園ガイド

行くはずだった小学校が津波で流された苦難。
それを乗り越えて選んだ、憧れのせんせいという仕事。

私が保育の道を志したのは、5歳の時の経験が大きく影響しています。当時住んでいた福島県いわき市で東日本大震災を経験しました。進学する予定だった小学校が津波で流されてしまうなど、大変な状況の中で、心の支えになってくれたのが当時の幼稚園の担任のせんせいたちでした。そのときのあたたかさ、心強さ、安心感。そんな気持ちがずっと心に残っていて、年長の時にはもう「私も大きくなったら保育の仕事に就こう。せんせいみたいになりたい。」そんな風に心に決めていました。高校、大学と福島県内で過ごしましたが、いつも夢に向かってまっしぐらでした。幼い頃から家族にも「せんせいになる!」と言い続けていたので、念願が叶ったいま、家族も「よかったね」と本当に喜んでくれています。母には時々電話でこどもたちの可愛いエピソードを話していますが、いつも嬉しそうに聞いてくれるんです。

故郷・福島を遠く離れて、神戸でせんせいに。
神戸を選んだいちばんの理由が「6つのいいね」でした。

親戚が神戸にいたこともあり、就職活動時には神戸市の保育士・幼稚園教諭向けのサイトを熱心に見ていました。そこで目に入ったのが、神戸市独自の手厚い支援制度「6つのいいね」でした。とくに一人暮らしを考えていた私にとって、宿舎借り上げ支援制度や7年間で最大160万円の一時金支給などの制度は、とても魅力的でした。神戸なら生活面でも安心して、大好きな保育に全力で向き合える!とても大きな後押しになってくれたと感じています。実際、この制度のおかげで経済的に安心ができましたし、仕事もプライベートも全力で楽しむことができています。神戸ならどこでもよかったわけではありません。当初はいくつかの園を見学する予定でしたが、合同説明会でこの幼稚園のせんせい方とお話ししたとき、その圧倒的な明るさとあたたかさに一目惚れしてしまったのです。「絶対にここで働きたい!」と、夏ごろには就職先を決めていました。

自然がいっぱいの園に、今日もこどもたちの笑い声が響く。
こんな幸せな時間が続くことを願っています。

私が働いているこの幼稚園は、とにかく自然がいっぱいです。敷地内にはビワの木をはじめ、さまざまな植物があり、園庭だけでなく部屋にもいろんな虫たちが遊びに来たりしています。こどもたちは虫採り網を持って虫を追いかけ、元気に「せんせい、つかまえたー!」と報告に来てくれます。毎朝元気に「おはよう!」、「こっちで、あそぼー」と笑顔でやってくる姿を見るたびに、この仕事に就いてよかったと思います。福島出身の私は、こどもたちが話すかわいい「関西弁」にも癒されます。「せんせい、髪の毛、くくって」と言われて、最初は「くくる?どういう意味?」と戸惑ったこともありますが、今では良い思い出です。お休みの日は、お気に入りのトアウエストエリアへ。おしゃれなお店や大好きな帽子屋さんがたくさんあって、歩いているだけでワクワクします。疲れた日の夜には、メリケンパークまで車を走らせて海の風に当たることも、私にとって大切な息抜きの時間です。これからも、こどもたち一人ひとりに寄り添い、みんなが安心してのびのびと過ごせる環境を作っていけるせんせいを目指して、大好きな神戸の街でがんばっていきたいです。

せんせいたちの笑顔の裏には、仕事への情熱と神戸市の支援制度の存在がありました。「6つのいいね」は、生活の安定だけでなく、キャリア形成や結婚・子育てなど、ライフステージに寄り添う制度です。安心して働ける環境があるからこそ、幼稚園教諭や保育士はこどもたちとまっすぐ向き合えます。その仕組みが、今日も、たくさんのせんせいたちの笑顔を支えています。